幹細胞

幹細胞 (ES, iPS, MSCら)の優れたキャラクタリゼーション能力


皆様は、現在の細胞表面マーカーでご満足でしょうか?幹細胞の同定やキャラクタリゼーションは、ES、iPS、MSCらを用いた再生医療の標準化進める上で、チャレンジングでホットな問題となっています。特に、iPSのそれは、リプログラミングの真のメカニズムは何かという深淵な問題に端を発し、癌化を防ぎながら望みの細胞に的確に分化させるという観点で如何にして安全性を担保するか、という視点で大きな課題を私達に投げかけています。

Glycan Profiling System

グライコテクニカは、幹細胞キャラクタリゼーションの簡便で且つパワフルな手法として細胞表面糖鎖のプロファイリングをご提供致します。 細胞表面糖鎖(グライコーム)については、皆様にはまだそれ程馴染みはないかと思います。しかし、国立成育医療センターと産業技術総合研究所のグループは、ISSCR 2009での発表で反響を呼び、その方法論と結果は、NEDO iPSプロジェクトにて継承され、その後も新知見を幾つももたらしております。

Dr. Saito、Prof. Asashima らによる論文 は、iPSにおける遺伝子発現と細胞表面糖鎖との相関性を解き明かした最初の論文として非常に注目されます。そしてまた、Dr. Toyoda、Dr. Umezawa らにより書かれた論文では、LecChipの秀逸な多分化能細胞のキャラクタリゼーション能力がiPSやMSCの実例とともに説明されています。

表現型としての細胞表面糖鎖のプロファイリングは、トランンスクリプトームやエピジェネティクスを調べるよりも細胞をキャラクタライズするには簡便です。糖鎖は多細胞集団の中で細胞間の情報伝達の最先端におり、その細胞の持つ特徴(アイデンティティー)を如実に表現型として如実に示しているのです。

細胞表面糖鎖のプロファイリングは非常に簡単です。必要なのはセルライセート中の糖タンパク質へのCy3ラべリングのみです(精度を上げるためには、膜分画成分のプロファイリングを推薦致します)。Glycostationは、株式会社グライコテクニカのエバネッセント波蛍光励起プロファイラー(GlycoStation™ Reader 1200)とレクチンマイクロアレイ(LecChip™)からなる糖鎖プロファイリングシステムです。

幹細胞糖鎖プロファイリング解析フロー: Cy3ラべリングから統計解析まで


Cy3ラべリングとレクチンマイクロアレイ上でのインキュベーション (LecChip™)

エバネッセント波蛍光励起プロファイラーによる蛍光画像のスキャン(GlycoStation™ Reader 1200)

主成分解析で細胞がクリヤに判別されます

Remarks: mES=mouse embryonal stem cells, F9=mouse embryonal carcinoma cells, RA=retinoic acid.

サービス内容


GlycoStation™ は、簡易的で且つ非常にパワフルな糖鎖プロファイリングシステムであり、Glycostation™ Reader 1200 (エバネッセント波蛍光励起プロファイラー)、 LecChip™(レクチンマイクロアレイ)、そして GlycoStation™ Tools Pro(比較解析ソフトウェア)から構成されています。これら商品の詳細につきましては、弊社の製品説明ページをご参照ください。また、弊社では これらツールを用いた糖鎖プロファイリング受託解析サービス を積極的にサービスさせて頂いております。